「家を建てるなら、どの住宅会社がいいんだろう?」
家づくりを始めた当初、私たちはハウスメーカーごとの違いをほとんど知りませんでした。
住宅展示場へ行くまでは、
「家なんて、どこで建てても大きくは変わらない」
と思っていたくらいです。
そこから、一条工務店、住友林業、三井ホーム、平松建築、アキュラホーム、トヨタホーム、大和ハウスの合計7社を検討しました。
ただし、7社すべてと同じ深さで商談したわけではありません。
モデルハウスを見学した会社。
具体的な間取りまで相談した会社。
資料請求だけで終わった会社。
そして、最後まで本気で契約を迷った会社。
検討の深さはそれぞれ違います。
だからこの記事では、メーカーの性能や特徴を横並びにして「どこが一番優れているか」を比べるつもりはありません。
実際に私たち夫婦が、
「なぜその会社を見たのか」
「何が印象に残ったのか」
「なぜ次の候補に残ったのか、あるいは外れたのか」
を、当時の判断に沿って振り返ります。
7社を比較して最終的に分かったのは、「一番優れた住宅会社」を探すことが目的ではないということでした。
大切だったのは、
「自分たちは、どんな暮らしをしたいのか」
を先に決めることです。
この記事が、これからハウスメーカーを比較する方にとって、「どこを見るべきか」を考える一つの参考になればと思います。
住友林業を最終的に選んだ理由については、第3話で詳しくまとめています。

私たちが比較したハウスメーカー・工務店7社
私たちが実際に検討した7社と、当時の印象をまとめると次のとおりです。
| 住宅会社 | 特に印象に残ったこと | 検討の深さ | 我が家の最終判断 |
| 一条工務店 | 断熱・気密などの住宅性能 | モデルハウス見学 | 性能には強く惹かれたが、理想の暮らし方との違いを感じた |
| 住友林業 | 木質感・設計自由度・大開口 | 詳細打ち合わせ | 最終的に契約 |
| 三井ホーム | 営業担当・デザイン・提案力 | 最終候補まで検討 | 最後まで迷ったが、間取りと予算のバランスで住友林業へ |
| 平松建築 | 家づくりへの考え方・資金計画 | モデルハウス見学・資金相談 | 考え方には強く共感したが、最終候補には残さなかった |
| アキュラホーム | ヌックの提案・モデルハウスの細部 | モデルハウス見学 | 細部や担当者との相性も含め、深い検討には進まなかった |
| トヨタホーム | 鉄骨住宅と木造住宅の雰囲気の違い | モデルハウス見学 | 求める木質感との方向性の違いから候補外へ |
| 大和ハウス | 妻の友人が建てていたこと | 資料請求 | 比較軸が固まっていたため見学せず終了 |
7社を見て感じたのは、それぞれの会社に明確な魅力があることでした。
一方で、どれだけ優れた特徴があっても、それが自分たちの暮らしに必要とは限りません。
比較を重ねるにつれて、
「どの会社が一番すごいか」
よりも、
「自分たちが何を大切にするか」
を見るようになりました。
ここからは、実際に検討した順番と、各社から何を感じたのかを振り返ります。
① 一条工務店|「住宅性能」を意識するきっかけになった
私たちが最初に見学したハウスメーカーは、一条工務店でした。
住宅展示場を訪れたのは2月。
外は寒かったのですが、モデルハウスへ入った瞬間、
「えっ、全然寒くない!」
と驚いたことを今でも覚えています。
それまで「高気密・高断熱」という言葉は知っていても、住宅会社によってこれほど違いがあるとは考えていませんでした。
一条工務店を見学したことで、断熱、気密、窓、冷暖房といった住宅性能を初めて強く意識するようになりました。
見学後は本屋で住宅関連の本を何冊も読み、YouTubeや住宅ブログも毎日のように見るようになりました。
一時は夫婦で、「もう一条工務店でいいんじゃない?」と話していたほどです。
なぜ最終的に候補から外れたのか
一条工務店の性能に魅力を感じなくなったわけではありません。
むしろ、家づくりを進めた今でも住宅性能は非常に大切だと考えています。
ただ、他社も見学していく中で、私たちは性能以外にも大切にしたいものがあると気づきました。
木のぬくもりを感じられる空間。
春や秋には窓を開けて自然の風を取り入れる暮らし。
大きな窓から庭を眺めること。
間取りを自分たちの生活に細かく合わせること。
一条工務店の良し悪しではなく、
「私たちが実現したい暮らしとは、少し方向が違うかもしれない」
と考えるようになりました。
それでも、一条工務店を最初に見たことは大きな意味がありました。
もし見学していなければ、断熱・気密・窓などについて、ここまで真剣に考えることはなかったと思います。
私たちにとって一条工務店は、
「住宅性能を見る」という新しい判断軸を教えてくれた会社
でした。
一条工務店でほぼ決まりかけていた私たちが、それでも住友林業を選んだ理由については、別の記事で詳しくまとめています。

② 三井ホーム|最後まで住友林業と迷った会社
7社の中で、住友林業と最後まで本気で迷ったのが三井ホームでした。
最初から「比較のために見るだけ」という感覚ではありません。
実際に打ち合わせを重ね、具体的な家づくりを考えるところまで進みました。
営業担当さんと提案力がとても良かった
三井ホームで特に印象に残っているのが、営業担当さんです。
話しやすく、こちらの希望もしっかり聞いてくれました。
単に商品を勧めるのではなく、
「私たちがどんな家で暮らしたいのか」
を考えながら提案してもらえた印象があります。
デザインにも魅力を感じました。
モデルハウスや提案を見ても空間の見せ方が上手く、
「やっぱり三井ホームもいいな」
と何度も思いました。
7社を比較した中でも、最後まで候補に残ったのは、それだけ魅力を感じていたからです。
最後に差が出たのは「我が家の希望と予算」
それでも、最終的には住友林業を選びました。
私たちが特に実現したかったのが、南側に大きな開口を設けたLDKです。
リビングから庭へ視線が抜ける。
窓を開ければ、室内と庭が自然につながる。
これは我が家の間取りを考えるうえで、かなり優先順位の高い希望でした。
三井ホームにも、この希望を伝えて相談しています。
ただ、当時の私たちが提示していた間取り・仕様・予算を含めて考えると、
「やりたいことを実現するなら、住友林業の方がまとめやすそうだ」
と感じました。
ここは誤解のないように書いておきます。
三井ホームでは大開口ができない、という意味ではありません。
三井ホームには大開口を実現するためのGフレーム構法もあります。
あくまで、私たちが当時受けた提案と予算、そして実現したい間取りを総合的に比較した結果です。
「三井ホームが悪かった」から外したわけではない
三井ホームは、営業担当さん、デザイン、提案力のどれにも魅力を感じた会社でした。
そのため、「ここが嫌だったから候補から外した」という明確な欠点があったわけではありません。
最終的には、
- 南側の大開口
- 26坪の中での間取り
- 木質感
- 設計自由度
- 予算
をまとめて考えたとき、私たちには住友林業の方が合っていると判断しました。
三井ホームとの比較を通して分かったのは、
「良い住宅会社が2社残った場合、最後はどちらが優れているかではなく、どちらが自分たちの希望により合うかで決めるしかない」ということでした。
③ 住友林業|7社を比較して最終的に選んだ会社
7社を比較した結果、私たちが最終的に契約したのが住友林業です。
私は以前から住友林業に憧れがありました。
ただし、「昔から好きだったから決めた」わけではありません。
実際に他社も見て、一条工務店の住宅性能に惹かれ、三井ホームとは最後まで本気で迷いました。
そのうえで最終的に、「自分たちが実現したい暮らしには、住友林業が一番合っている」と判断しました。
特に惹かれたのは、木質感と設計自由度
住友林業のモデルハウスへ入って、まず印象に残ったのが木の質感でした。
無垢床の感触。
木を使った落ち着いた空間。
それまで数字で住宅を比較することが多かった私たちにとって、「ここで暮らしたい」と感覚的に思えたことは大きかったです。
もう一つ重要だったのが、設計の自由度です。
我が家は26坪の平屋ですが、南側に大きな開口を設け、LDKから庭へ視線が抜ける空間を希望していました。
限られた床面積の中でも、自分たちの生活動線に合わせて細かく間取りを調整したい。
その希望を実現しやすいと感じたことも、住友林業が最後まで残った理由です。
担当者との相性も大きかった
住宅会社を何社も回って感じたのは、商品だけでなく「誰と家づくりをするか」も重要だということです。
住友林業では、営業担当さん、設計士、インテリアコーディネーターなど、担当者同士の情報共有がしっかりしていると感じました。
以前話した内容を理解したうえで次の打ち合わせが進む。
分からないことへのレスポンスも早い。
数多くのことを決める注文住宅だからこそ、この安心感は大きな判断材料になりました。
住友林業が「全部一番」だったわけではない
ここは、7社を比較した記事だからこそ明確にしておきたい部分です。
住友林業が、すべての項目で他社より優れていると考えたわけではありません。
住宅性能では、一条工務店に強く惹かれました。
三井ホームにも、デザインや提案力など大きな魅力を感じていました。
価格についても、住友林業は決して安い選択ではありませんでした。
それでも、
- 木の質感
- 設計自由度
- 南側の大開口
- 26坪という広さとの相性
- 担当者との相性
- 予算とのバランス
をまとめて考えたとき、「私たち夫婦には住友林業が一番合っている」という結論になりました。
2025年4月17日、私たちは住友林業と契約しました。
住友林業を選んだ理由については、別の記事でさらに詳しくまとめています。

④ 平松建築|「建てられる金額」ではなく「建てた後」を考えた
ハウスメーカーだけでなく、地域の工務店も見てみたい。
そう考えて見学したのが、平松建築です。
私が平松建築を知ったきっかけはYouTubeでした。
家づくりについて勉強する中で「職人社長」の動画を見るようになり、家づくりに対する考え方に興味を持ったのが始まりです。
調べてみると、自宅から実際に見学へ行ける場所にあることが分かりました。
「動画だけでは分からない部分も、自分の目で見てみたい。」
そう思い、モデルハウスを訪れました。
特に印象に残ったのは「資金計画」
モデルハウスの見学だけでなく、ファイナンシャルプランナーの方から資金計画について話を聞く機会もありました。
そこで印象に残ったのが、「いくら借りられるか」だけで家の予算を決めないという考え方です。
住宅ローンを払えても、その後の生活が苦しくなってしまっては意味がありません。
家を建てた後にも、生活費、車、教育、老後、住宅の修繕など、さまざまなお金が必要になります。
この話を聞いたことで、私たちも、「建てられる家はいくらか」ではなく、「家を建てたあとも、無理なく暮らせる金額はいくらか」を考える必要があると改めて感じました。
「ハウスメーカーか工務店か」だけで決めなくていい
それまでの私は、「家を建てるなら大手ハウスメーカー」というイメージを強く持っていました。
しかし、実際に平松建築を訪れてみると、会社の規模だけでは住宅会社を判断できないことも分かりました。
家づくりに対する考え方。
資金計画への向き合い方。
担当する人との相性。
こうした部分も、住宅性能や価格と同じくらい大切な判断材料になります。
なぜ最終候補には残らなかったのか
平松建築の考え方には共感しましたが、最終的に私たちは別の会社を選びました。
だからといって、「何か大きな不満があったから候補から外した」というわけではありません。
他の住宅会社も比較しながら、自分たちが家に求めるものを整理していった結果、最終的には住友林業と三井ホームの2社へ絞っていきました。
平松建築を見学したことで得られた一番大きなものは、「家を建てられるか」ではなく、「家を建てた後も無理なく暮らせるか」を考える視点でした。
この考え方は、その後の我が家の予算調整にもつながっています。
⑤ アキュラホーム|モデルハウスの細部まで見るようになった
複数のハウスメーカーを見学する中で訪れたのが、アキュラホームです。
モデルハウスを見て、最初に印象に残ったのはリビングにつくられた「ヌック」でした。
ヌックの提案はとても魅力的だった
限られた空間を上手に使いながら、家族が少しこもって過ごせるヌック。
「こういう空間の使い方もあるんだ。」と、新しい発見がありました。
実際にモデルハウスへ行かなければ、自分たちだけでは思いつかなかったアイデアです。
最終的に我が家へヌックを採用したわけではありませんが、「部屋を増やさなくても、居場所をつくることはできる」という考え方は参考になりました。
一方で、細かな施工部分も気になった
アキュラホームのモデルハウスでは、全館空調も見ることができました。
全館空調そのものには興味がありましたが、私がそのモデルハウスで気になったのは配管まわりの処理です。
設備そのものの性能というより、「自分の家だったら、この見え方は気になるかもしれない」と感じました。
もちろん、これは私たちが見学したモデルハウスで感じたことであり、アキュラホーム全体の施工品質を評価しているわけではありません。
この見学をきっかけに、私はモデルハウスを見るとき、「設備として何が付いているか」だけではなく、「実際に自分の家へ付いたとき、どう見えるのか」まで確認するようになりました。
担当者との相性も、住宅会社選びの一部だと感じた
もう一つ、アキュラホームで感じたのが担当者との相性です。
私たちを担当してくれたのは、当時まだ経験の浅い営業担当さんでした。
一生懸命対応してくれていましたが、家づくりについて細かく相談していくには、私たちとしては少し不安を感じました。
これも、その担当者個人との組み合わせで感じたことです。
「アキュラホームの営業担当者は経験が浅い」
という意味ではありません。
注文住宅では、同じ住宅会社でも担当する人によって打ち合わせの進み方や相性は変わります。
私たちは複数社を比較する中で、
「住宅会社だけでなく、誰と家づくりをするかも大切」
だと感じるようになりました。
なぜ深い検討には進まなかったのか
アキュラホームには、ヌックなど参考になる提案がありました。
一方で、そのとき見学したモデルハウスの細部や担当者との相性まで含めて考えると、
「ここからさらに具体的な家づくりへ進みたい」
というところまでは気持ちが動きませんでした。
そのため、間取りや見積もりを詰める段階までは進まず、見学を中心とした検討で終了しています。
アキュラホームを見学して得た一番大きなものは、
「モデルハウスでは、華やかな設備や間取りだけでなく、配管・納まり・細部まで見ること。」
そして、「住宅会社だけでなく、自分たちと担当者との相性も確認すること。」この2つでした。
⑥ トヨタホーム|方向性の違いを早い段階で感じた
トヨタホームは、住宅展示場を回る中で見学しました。
私自身がクルマ好きということもあり、「トヨタの家ってどんな感じなんだろう?」という興味もありました。
実際に見て感じたのは、木造住宅との方向性の違い
トヨタホームは鉄骨住宅を中心に展開しているハウスメーカーです。
実際にモデルハウスを見学して、住宅としての安心感やしっかりした印象はありました。
ただ、その頃の私たちはすでに、「木の質感を感じられる家に住みたい」という気持ちが強くなっていました。
住友林業などの木造住宅を見た後だったこともあり、「自分たちが求めている家とは、少し方向が違うかな」と感じました。
これは、鉄骨住宅が木造住宅より劣っているという意味ではありません。
単純に、私たち夫婦が家に求める雰囲気との違いです。
深い検討には進まなかった
そのためトヨタホームでは、具体的な間取りや見積もりまで進んでいません。
モデルハウスを見学した段階で検討を終えました。
家づくりを始めた頃なら、「構造は鉄骨と木造のどちらが優れているのか?」と考えていたかもしれません。しかし複数の住宅会社を見るうちに、「どちらが上か」ではなく、「自分たちは、どちらの家で暮らしたいのか」を見るようになっていました。
トヨタホームを見学したことで、私たちが木の質感をかなり大切にしていることを、改めて確認できたと思います。
⑦ 大和ハウス|資料請求までで検討を終えた
大和ハウスは、妻の友人が建てていたこともあり、候補の一つとして資料請求しました。
ただ、結果としてモデルハウスの見学や具体的な打ち合わせまでは進んでいません。
資料請求した頃には、家選びの軸がかなり固まっていた
大和ハウスを検討した時期には、すでに複数の住宅会社を見ていました。
一条工務店で住宅性能の大切さを知る。
住友林業で木の質感や設計自由度に惹かれる。
三井ホームとは具体的な家づくりまで検討する。
そうした経験を重ねる中で、「自分たちは家に何を求めているのか」がかなり明確になっていました。
そのため、大和ハウスについては資料を確認したものの、「さらに候補を広げるより、今残っている会社を深く比較しよう」と考え、見学には進みませんでした。
そのため、大和ハウスについて、「ここが良かった」「ここが合わなかった」と住宅そのものを評価することはできません。
実際の建物を見たり、営業担当さんと話したり、間取りや見積もりを提案してもらったわけではないからです。
ここで書けるのは、「私たちは資料請求まで検討したものの、見学には進まなかった」という事実だけです。
ただ、この経験から一つ感じたことがあります。
ハウスメーカー比較は、見れば見るほど良いとは限りません。ある程度まで比較すると、「もっと他に良い会社があるのでは?」と候補を増やし続けるより、「自分たちは何を優先するのか」を決めた方が、家づくりは進めやすくなります。
私たちの場合、大和ハウスを資料請求した頃には、その段階に入っていました。
7社を比較して分かったこと
7社を見て回った結果、私たちが一番強く感じたのは、「どの住宅会社が一番優れているか」を探しても、答えは出ないということでした。
一条工務店を見れば、住宅性能の高さに惹かれる。
住友林業を見れば、木の質感や設計自由度に惹かれる。
三井ホームには、デザインや提案力の魅力がありました。
平松建築では、家を建てた後まで考えた資金計画の大切さを学びました。
アキュラホームでは、モデルハウスの細部や担当者との相性まで見るようになりました。
トヨタホームを見て、自分たちは木の質感をかなり重視していることにも気づきました。
そして大和ハウスを資料請求した頃には、候補を増やすより、自分たちの判断軸を固める段階に入っていました。
7社を比較したからこそ、「住宅会社を見ること」以上に、「自分たちが何を大切にしたいのかを知ること」が重要だと分かりました。
私たちがハウスメーカー選びで重視したこと
最終的に、私たちが重視したのは次のような部分です。
- 何十年暮らしても落ち着ける木の質感
- 26坪でも暮らしに合わせて調整できる設計自由度
- 南側に大きな開口をつくれること
- 性能だけでなく、日射や方角まで考えた提案
- 営業・設計・インテリア担当との相性
- 建築費だけでなく、その後の暮らしまで考えられる予算
- 長く付き合っていけると思える会社か
最初から、この基準が明確だったわけではありません。
むしろ7社を比較する中で、「これは大切」「これは自分たちには必要ない」と一つずつ分かっていきました。だから、これからハウスメーカーを比較するなら、最初から完璧なチェックリストを作る必要はないと思います。
実際に家を見る。
担当者と話す。
間取りを考える。
見積もりを比べる。
そのたびに、「自分たちは、なぜこれを良いと思ったんだろう?」と考える。この繰り返しで、自分たちなりの判断基準が見えてきます。
ハウスメーカー比較で注意したいこと
1社だけ見て決めない
私たちは最初、一条工務店を見て、「ここで良いんじゃない?」と思いました。
でも、他の会社も見たことで、自分たちが住宅性能以外にも大切にしたいことがあると気づきました。
最初に見た会社が、本当に一番合っていることもあると思います。
それでも比較対象がなければ、「なぜその会社が自分たちに合っているのか」を判断しにくいです。
比較する会社を増やし続けない
反対に、見れば見るほど良いとも感じませんでした。
候補を増やし続けると、住宅性能、価格、設備、デザインなど比較項目ばかりが増えていきます。
私たちも最終的には、「これ以上候補を増やすより、残っている会社を深く見よう」と考えるようになりました。
ある程度比較したら、「次の会社を見るか」ではなく、「今の候補で、自分たちの暮らしを実現できるか」に視点を変える方が良いと思います。
スペック表だけで決めない
断熱性能や耐震性能など、住宅性能はもちろん重要です。
ただ、毎日暮らす家には数字だけでは判断できない部分もあります。
床を歩いたときの感触。
部屋に入ったときの落ち着き。
窓から見える景色。
生活動線。
担当者との話しやすさ。
こうした部分も、実際に見なければ分かりません。だから私たちは、カタログや数値だけで比較せず、できるだけ実際の建物を見るようにしました。
まとめ|7社を比較して、住友林業を選んだ
私たちは7社を検討し、最終的に住友林業を選びました。
ただ、「7社の中で住友林業が一番優れた住宅会社だった」という意味ではありません。それぞれの会社に魅力があり、比較したからこそ、自分たちが家づくりで何を大切にしたいのかが見えてきました。
私たちの場合は、木の質感、設計自由度、26坪という広さとの相性、南側の大開口、担当者との相性、予算とのバランスを総合して考えた結果、住友林業が一番合っていました。
ハウスメーカー比較で大切なのは、ランキングを作ることではなく、「この会社なら、自分たちがどんな暮らしを実現できるか」を考えることだと思います。
私たちにとって、7社を比較した一番大きな意味は、自分たちなりの家選びの基準を見つけられたことでした。
住友林業を最終的に選んだ理由は、第3話で詳しくまとめています。

一条工務店の住宅性能に強く惹かれていた私たちが、なぜ「性能だけで決める」のをやめたのかは、第6話で詳しく書いています。
