家づくりでは、建物や設備だけでなく、家具にもかなりこだわりました。
我が家は26坪の平屋です。新居に合わせて選んだ家具は総額2,097,000円。さらに、リビングのカーペット106,000円を加えると、合計2,203,000円になりました。
決して安い金額ではありません。
それでも私たちは、「家具だからこのくらいでいい」とは考えませんでした。
椅子なら、どれだけ気持ちよく座れるか。ソファなら、身体を預けてくつろげるか。テーブルなら、人がスムーズに動けるか。ベッドなら、自分に合った寝心地か。
家具は、毎日の暮らしの中で直接身体に触れるものです。
だからこそ、価格やブランドを先に決めるのではなく、「その場所でどう過ごしたいのか」から選びました。
その結果、柏木工、カンディハウス、飛騨産業、マスターウォール、冨士ファニチア、日本ベッドと、選んだメーカーはバラバラです。
一方で、木部はウォルナットを中心に統一しました。
メーカーは揃えない。でも、空間は揃える。
この記事では、住友林業26坪平屋で選んだ家具と、家具+カーペットに220.3万円かけた理由を紹介します。
家具選びで最優先したのは「その場所でどう使うか」
我が家では、メーカーやブランドを先に決めて、そこから家具を選んだわけではありません。
一番大切にしたのは、「その場所で使ったとき、本当に快適か?」ということです。
同じ椅子でも、ダイニングとスタディコーナーでは求めるものが違います。
ダイニングでは、座り心地に加えて立ったり座ったりしやすいこと。スタディコーナーでは、長時間座っても身体に余計な力が入りにくいこと。
ソファなら、身体を預けたまま長く過ごしたくなること。ベッドなら、夫婦で同じものを揃えるより、それぞれに合った寝心地であること。
家具の名前から考えるのではなく、そこで行う動作から考える。
これが、我が家の家具選びの基本になりました。
私にとって「リラックス=脱力」
家具を試すとき、特に意識したのが、身体に余計な力が入らないことです。
見た目が好みでも、座っているだけで身体のどこかに力が入るものは、長時間使いたいとは思えませんでした。
私にとって、リラックスできる家具とは、自然に身体の力を抜いていられる家具です。
この感覚を基準に、椅子やソファを実際に試しながら選びました。
家具の木部はウォルナット中心に統一した
使い方を優先して選んだ結果、家具メーカーはバラバラになりました。
一方で、家の中を見たときに「いろいろな家具を置きました」という印象にはしたくありませんでした。
そこで意識したのが、木部の色と質感を揃えることです。
我が家では、家具の木部をできる限りウォルナット系で統一しています。
床、TVボード、ソファの木部、サイドテーブル、ベッドフレーム、家の中の棚。
それぞれのメーカーが違っても、木の色味を近づけることで、空間全体につながりを持たせました。
家具ごとに色や素材の主張が大きく違うと、視界に入る情報も増えます。
だからこそ、家具単体ではなく、家全体を一つの空間として考えました。
LDK全体の内装や家具配置についてはこちら。

ダイニングは柏木工|テーブルの「脚」まで動線で選んだ
ダイニングには、柏木工のオーダーダイニングテーブルとCIVILチェア4脚を選びました。
テーブルは「脚」の位置まで確認した
ダイニングテーブルで特に重視したのが、脚の位置です。
4人が座った状態で椅子を引き、立ち上がり、その後ろを人が通ってキッチンへ移動する。毎日の暮らしでは、こうした動きを何度も繰り返します。
そのため、デザインだけではなく、人の動きを邪魔しにくいことまで確認して選びました。その条件に合ったのが、柏木工のオーダーダイニングテーブルです。
天板には、木目を感じられるリアルグレインを選びました。


ダイニングチェアはCIVIL
椅子は、CIVIL(シビル)チェアを4脚選びました。
何度も実物へ座りましたが、特に気に入ったのが腰まわりの当たり方です。
身体を預けたときに、自然に腰まわりを支えてくれる感覚があり、私が家具選びで大切にした、
「リラックス=脱力」を感じられました。
柏木工公式でも、CIVILチェアは座面の座ぐり加工によるフィット感などを特徴として紹介しています。


夫婦2人でも4脚選んだ
我が家は夫婦2人暮らしです。
しかも、平日の夕食はキッチンカウンターで食べる予定。
そう考えると、4脚は必須ではありません。
それでも、CIVILチェアは4脚選びました。
理由はシンプルで、4脚並んだ姿が気に入ったからです。
家具選びでは、使い勝手を大切にしました。
でも、すべてを理屈だけで決めたわけではありません。
毎日目にするものだからこそ、
「これを家に置きたい」と思える気持ちも大切にしました。

キッチンカウンターはカンディハウス「KOTANハイチェア」
我が家では、平日の夕食をキッチンカウンターで食べる予定です。
料理をつくり、そのまま食べて、食べ終えたら片付ける。キッチンの近くで一連の動作を完結できるため、平日の夜はこの使い方が楽だと考えました。
そこで選んだのが、カンディハウスのKOTANハイチェア2脚です。
ハイチェアでも、ゆったり座りたい
KOTANを選んだ大きな理由は、
実際に座ったときに、ゆったり身体を預けられたことです。
ハイチェアは短時間だけ腰掛けるものではなく、我が家では日常的に食事をする椅子になります。
だから、高さだけ合えばいいとは考えませんでした。
毎日座るなら、ハイチェアでも座り心地を妥協しない。これが選んだ理由です。

脚を150mmカットしてカウンターへ合わせた
KOTANは、既製品のまま使うのではなく、
脚を150mmカットしています。
理由は、キッチンカウンターとの高さを合わせるためです。
座り心地の良い椅子でも、テーブルやカウンターとの高さが合わなければ食事はしにくくなります。
家具だけを見るのではなく、
家側の寸法とセットで考える。
ここも、我が家が家具を選ぶときに大切にした部分です。
キッチンカウンターを含むキッチンハウスの仕様についてはこちらで紹介しています。


スタディーコーナーは飛騨産業|CRESCENTを選んだ理由
4畳のスタディコーナーでは、長時間座ることを想定しています。
そこで最優先したのが、長く座っても、身体に余計な力が入りにくいこと。
選んだのは、飛騨産業のCRESCENT(クレセント)アームチェア2脚です。
長時間どっしり座ったときの心地よさが決め手
実際に座って特に良かったのは、身体を広い範囲で受け止めてもらえるように感じたことでした。
背中から腰、お尻、太ももまで、どこか一部分だけに頼るというより、椅子全体へ身体を預けられる感覚があります。さらに、座面も滑りにくく感じました。
椅子に座ったまま無意識に姿勢を支え続けなくてもよく、長時間どっしり座ったときの座り心地は、今回選んだ椅子の中でも特に気に入りました。

あえてオフィスチェアにはしなかった
長時間作業するなら、高機能なオフィスチェアも選択肢です。
でも、我が家では採用しませんでした。
スタディーコーナーはLDKとつながった場所にあります。
そのため、座り心地だけでなく、家全体の木質感とのつながりも重視しました。
長時間座れること。
そして、木の家の中に自然に置けること。
この両方を満たしたのがCRESCENTでした。
スタディーコーナー全体についてはこちらで詳しく紹介しています。

リビングはマスターウォール|DANISH GRANDE SOFA
リビングで最も大きな家具がソファです。我が家は、マスターウォールのDANISH GRANDE SOFAを選び、2シーター160とワンアームカウチ80を組み合わせました。
最優先したのは、身体を預けたときの心地よさです。実際に座ってみて、クッションの沈み方、身体を受け止める感覚、生地の張り、触ったときの質感、そのバランスを夫婦ともに気に入りました。
動画を見る、本を読む、庭を眺める、何もせず過ごす。そんな時間を過ごす場所だからこそ、「座れるソファ」ではなく、「ここに座っていたいと思えるソファ」を選びました。
MASTERWAL公式|DANISH GRANDE SOFA

26坪だからサイズも慎重に決めた
座り心地が良くても、大きすぎれば、26坪のLDKでは家具の存在感が強くなりすぎます。
そこで、ソファそのものだけでなく、
人が通る場所。
TVを見る方向。
南側大開口への視線。
なども考え、2シーター160+ワンアームカウチ80の組み合わせにしました。
LDK全体の家具配置についてはこちらで紹介しています。



リビングは「置きすぎない」
リビングでは、ソファ前に大きなローテーブルを置かない予定です。
26坪のLDKだからこそ、家具を増やすより、必要なものを必要なだけ置くことを意識しました。
冨士ファニチア「Koti サイドテーブル」
ローテーブルの代わりに選んだのが、冨士ファニチアのKotiサイドテーブルです。
飲み物、スマートフォン、本など、ソファに座って使うものが置ければ十分。
大きな家具を中央へ置かないことで、リビングの余白も残します。

TVボードは住友林業の造作家具
TVボードは、置き家具ではなく住友林業の造作家具を採用しました。
理由は、家全体で使っているウォルナットとの質感を合わせやすかったことです。
リビングの中で面積の大きい家具だからこそ、木部の色を揃え、できるだけ主張を増やさないようにしました。
ソファの足元にはBroadway Silver Birch
ソファの足元には、Broadway Silver Birch 200×250cmのカーペットを選びました。
購入価格は、定価120,000円、値引き▲18,000円、配送料4,000円で、支払額は106,000円です。
カーペット単体を飾るというより、ソファと一緒に、リビングで身体を休める場所を整えるものとして選びました。
家具だけではなく、足元まで含めて居心地をつくる計画です。



寝室は日本ベッド|夫婦で違う硬さを選んだ
寝室の家具も、実際に身体で確かめて選びました。
採用したのは日本ベッドです。
マットレスは、シルキーポケット レギュラーとシルキーフォルテを1台ずつ選びました。
夫婦だからといって、同じ硬さに揃える必要はないと考えたからです。
ベッドフレームやナイトテーブルはウォルナット系でまとめ、見た目には統一感を持たせる。一方、身体に直接触れるマットレスは、それぞれに合ったものを選ぶ。
寝室でも、「揃えるもの」と「個人に合わせるもの」を分けました。
寝室全体の計画はこちら。



家具+カーペットで220.3万円
家具の合計は2,097,000円。
Broadway Silver Birchのカーペット106,000円を加えると、総額2,203,000円です。
26坪の家に置く家具としては、大きな金額になりました。
ただ、最初から「家具に220万円使おう」と決めていたわけではありません。
一つずつ実物を試しながら、「これを長く使いたいと思えるか」で選んだ結果です。
価格だけを見て決めるのではなく、これから何年使うのか。その時間をどれだけ気持ちよく過ごせるのか。
家具については、そこまで含めて考えました。
まとめ|家具に求めたのは「日々の充足感」
我が家の家具選びでは、メーカーやブランドを揃えることより、「その場所でどう過ごしたいか」を優先しました。
ダイニング、キッチンカウンター、スタディコーナー、リビング、寝室。それぞれで実際の使い方を考え、できる限り実物を試しながら選んでいます。一方で、木部はウォルナットを中心に揃え、メーカーが違っても家全体ではつながって見えることを意識しました。
家具2,097,000円とカーペット106,000円を合わせ、合計2,203,000円。決して安い金額ではありませんが、家具に求めたのは単なる高級感ではありません。
椅子に座る。ソファへ身体を預ける。夫婦で食事をする。ベッドで眠る。そんな毎日の中で、「これを選んで良かった」と感じられること。
一言で表すなら、我が家が家具に求めたのは「日々の充足感」です。
実際の座り心地やサイズ感、動線、マットレスの寝心地、そして家具+カーペットに220.3万円かけた判断がどうだったのか。
答え合わせは、住み始めてから。