26坪の平屋で、LDKをどうすれば広く感じられるのか。
我が家がLDKで一番重視したのは、畳数そのものではなく「抜け感」です。
キッチン・ダイニング・リビングを東西方向へ一直線に配置し、南側には庭へ視線が抜ける大きな開口を設けました。
室内だけで広さをつくるのではなく、窓の外まで含めて一つの空間として感じられるLDKを目指しています。
この記事では、南側大開口、庭とのつながり、家具、内装、収納、照明、空調まで、我が家のLDK計画を紹介します。

LDKで一番重視したのは「抜け感」
家づくりでは、「LDKは何畳あれば広いのか」という数字が気になります。
もちろん床面積は大切です。ただ、我が家では畳数だけで空間の感じ方は決まらないと考えました。
同じ広さでも、目の前に壁があるのか。それとも、窓の外まで視線が続くのか。
そこで意識したのが、「何畳あるか」より「どこまで見えるか」です。
南側には約7280mmの大開口
その考え方を最も大きく反映したのが、LDK南側の大開口です。
南東側の柱から西方向へ、キッチンからリビングまで約7280mmにわたって開口部を設けました。
キッチンに立っているときも、ダイニングに座っているときも、リビングでくつろいでいるときも、視線の先には南側の庭があります。
大開口そのものを見せたいのではなく、室内の床面積だけで空間を完結させず、視線を外まで伸ばしたかったからです。
窓計画についてはこちら。

タイルデッキと庭までLDKの続きとして考えた
大開口の先にはタイルデッキを設置し、その先に庭をつくる予定です。
室内、タイルデッキ、庭を別々に考えるのではなく、LDKからそのまま外へつながっていくような感覚を目指しました。
窓のところで視線を止めず、その先まで見える。
26坪という建物の大きさは変わりませんが、このつながりで空間の感じ方がどこまで変わるのかは、完成後に確認したいポイントです。

キッチン・ダイニング・リビングは東西一直線
我が家のLDKは、キッチン・ダイニング・リビングを東西方向へ一直線に配置しています。
壁で細かく区切らず、一つの空間としてつなげることで、キッチンに立ったときもリビング側まで視線が通る計画です。
普段の食事はキッチンカウンター、ゆっくり食事するときや来客時はダイニングを使う予定です。場所ごとの役割を分けながらも、LDK全体としてはつながって感じられるようにしました。
キッチンやカウンターの詳しい使い方はこちら。



家具で空間を固定しすぎない
リビングには、マスターウォールのDANISH GRANDE SOFAを置きます。
背の低いソファなので、視線を大きく遮りにくく、我が家が目指す「抜け感」とも相性がいいと感じました。
壁や造作で空間を細かく区切るのではなく、家具によって自然に居場所をつくる計画です。
テレビは壁掛けにしなかった
テレビはLDK東側に置く予定ですが、壁掛けにはしていません。
将来も同じテレビ配置を続けるとは限らないため、現在の使い方に合わせて家をつくり込みすぎないことを優先しました。
家具選びについてはこちら。


スタディコーナーは少し奥まった場所に
リビングの北東側には、約4畳のスタディコーナーがあります。
LDKと空間はつながっていますが、リビングの中心から少し奥まった位置です。
壁や扉で完全に分けるのではなく、距離と配置によって、くつろぐ場所と作業する場所を緩やかに分けました。
スタディコーナーの詳しい計画はこちら。

内装は「広さ」と「落ち着き」の両方を考えた
LDKの基本天井高は2400mmです。一部には2200mmの折下げ天井を採用しました。
開放感を出すなら、すべての天井を高くする方法もあります。
ただ、我が家には南側大開口があり、視線を外へ逃がせます。そのため、天井高だけに開放感を頼る必要はないと考えました。
一部をあえて低くすることで空間に変化をつけ、広がりだけではなく落ち着きも感じられる場所を目指しています。
床はウォルナットの挽板
LDKの床には、ウォルナットの挽板を採用しました。
LDKは家の中でも長く過ごす場所で、床は視界に入る面積も大きいため、ここにはしっかり予算を使いました。
家具や造作カウンターにもウォルナットを多く使っているので、床も同系統にすることで、家全体につながりを持たせています。

壁と天井は「ノイズにならないこと」を優先
一方、壁と天井はできるだけ主張させないようにしています。
ウォルナットの床、家具、キッチン、大開口、その向こうの庭。
LDKには、すでに目に入ってほしいものがあります。
だからこそ、背景になる壁や天井は静かにする。
壁紙そのものを目立たせるのではなく、木の質感、家具、光、庭が自然に目へ入る空間を目指しました。

LDKには大きな収納を設けなかった
我が家のLDKには、大きな収納を設けていません。
収納不足を我慢したわけではなく、LDKに置かなくていい物は、それぞれ決めた収納場所へしまう計画です。
その分、LDKにはできるだけ余白を残しました。
床や壁が見え、その先に窓があり、さらに庭まで視線が続く。
何も置いていない場所も、LDKを広く感じるための大切な要素だと考えています。
収納計画についてはこちら。

昼と夜で違うLDKにしたい
LDKの照明で重視したのは、明るければ明るいほどいい、という考え方ではありません。
昼間は、南側大開口から入る自然光と庭が主役です。
そして夜は、必要以上に明るくせず、ウォルナットや家具、照明の光が自然に見える、落ち着いた空間にしたいと考えました。
昼は明るく開放的。
夜は少し暗く、落ち着いて過ごせる。
同じLDKでも、時間によって心地よさの種類が変わる場所が理想です。
照明器具や配置についてはこちら。

LDKの空調は6.3kWのダイキンAXシリーズ1台
LDKの空調には、ダイキンAXシリーズの6.3kWエアコンを1台採用しました。
設置場所はスタディコーナーの北側です。
LDKとスタディコーナーは空間がつながっているため、この1台でまとめて空調する計画にしています。
南側大開口のあるLDKで本当に1台で足りるのか
南側には約7280mmの大開口があります。
この空間を6.3kWのエアコン1台で本当に快適にできるのかは、まだ分かりません。
夏の冷房、冬の暖房、日射の影響、スタディコーナーとの温度差。
実際の暮らし方によっても変わると思います。
現時点では1台で賄う計画ですが、実性能は住み始めてから確認します。

まとめ|26坪でも、広さより「抜け感」を考えた
我が家のLDKで一番重視したのは、畳数そのものではなく「抜け感」です。
東西方向へつながるLDKと南側の大開口を組み合わせ、室内だけで完結させず、庭まで視線が続く空間を目指しました。
家具や収納、内装、照明も、LDKの中でそれぞれが強く主張しすぎないように考えています。
実際に暮らしたとき、本当に26坪という数字以上の広がりを感じられるのか。そして、目指した「心が回復する場所」になっているのか。
答え合わせは、住み始めてから。
関連記事
キッチンハウスを選んだ理由や詳しい仕様はこちら。

家具選びについてはこちら。

LDKの照明計画はこちら。

家全体の収納計画はこちら。

LDKにつながる4畳の作業スペースはこちら。

参考・出典
- 住友林業「着工合意時図面・仕様書」
- マスターウォール「DANISH GRANDE SOFA」
- ダイキン工業「AXシリーズ」
- 家具・照明・キッチンの詳細は各関連記事に記載
※設備や商品の仕様は変更される場合があります。最新情報は各メーカー公式情報をご確認ください。