住友林業で建てる26坪平屋の我が家では、玄関ドアを除いて室内の建具がすべて引き戸になっています。
とはいえ、「室内ドアは全部引き戸にしてください」と私たちから指定したわけではありません。
間取りを決めていく中で提案された建具をそのまま採用していった結果、気づけばすべて引き戸になっていました。
一方で、引き戸にするなら「下にレールがないタイプがいい」という希望は、当初から持っていました。
掃除がしやすそうで、見た目もすっきりしていると感じたからです。
今回は、玄関ドア以外すべて引き戸になった我が家の建具計画と、上吊りタイプを希望した理由、実際に設計して気づいたメリット・デメリットについてまとめます。
玄関ドア以外、室内建具はすべて引き戸
我が家では、寝室、WIC、ランドリールーム、洗面、トイレなど、玄関ドア以外の室内建具が結果的にすべて引き戸になりました。
開き戸のように扉が室内側や通路側へ大きく張り出さないため、開閉スペースをあまり意識せずに済みます。26坪という限られた広さの平屋では、こうした小さな違いも空間の使いやすさにつながると考えています。
引き戸は「下レールなし」を最初から希望していた
室内建具をすべて引き戸にしたいと指定したわけではありませんが、引き戸にするなら下にレールがないタイプがいいとは当初から考えていました。
理由は、掃除がしやすそうだったことと、見た目がすっきりしていて好みに合っていたからです。
床にレールがあると、その部分にホコリやゴミがたまりやすく、掃除の手間も増えそうだと感じていました。
また、床面にレールが見えない方が、部屋から部屋へ移動したときの見た目もすっきりします。
そのため、上から吊るタイプの引き戸を希望していました。
ところが打ち合わせを進める中で確認すると、住友林業では特にこちらから指定しなくても、基本的に上吊りタイプの引き戸が採用される仕様でした。
結果として、我が家が希望していた「下レールなし」の建具を、特別に変更することなく採用できました。
掃除のしやすさと見た目のすっきり感。
この2つは、我が家の建具選びで特に気に入っているポイントです。
水まわりやWICでも引き戸が使いやすそう
今のところ、どの場所も引き戸で良かったと思っています。
中でも、ランドリールームとWICの組み合わせは、我が家の生活動線と相性が良さそうです。
我が家では、ランドリールームで洗濯物を干し、乾いた衣類を隣接するWICへそのまま移す予定です。
この間を行き来するとき、開き戸のように扉を避ける必要がないのは使いやすそうです。
WICとの間は、普段は開けたまま使うことも想定しています。
一方で、衣類を乾燥させるときは、ランドリールーム内の乾燥効率を高めるために引き戸を閉めて使う予定です。
「普段は開ける、乾燥中は閉める」という使い分けにも、引き戸は合っていると感じています。
トイレや寝室でも、扉を開けたときに通路や室内へ大きく張り出さないため、限られた空間を使いやすくできると感じています。


引き戸のデメリットは「壁面を使う」こと
引き戸のデメリットは「壁面を使う」こと
引き戸は便利ですが、実際に設計してみるとデメリットもありました。我が家で特に気になったのは、扉を引き込むための壁面が必要になることです。
引き戸が動く部分の壁は自由に使えないことがあり、「ここにコンセントやスイッチを付けたい」と思っても、建具との関係で設置しにくい場所が出てきます。図面上では普通の壁に見えても、実際には引き戸のために使われる壁かもしれません。
家づくりを始める前は、「開閉するときに邪魔になりにくい」というメリットに目が向いていましたが、その代わりに壁面を使っていることは、設計を進めて初めて強く意識しました。
26坪の平屋では、床面積だけでなく壁面も貴重です。家具を置く場所、コンセントやスイッチを設ける場所、収納として使う場所まで含めて、引き戸がどちら側へ動くのかを電気計画と一緒に確認しておいた方がいいと感じました。
引き戸は、開閉スペースだけでなく「その壁を何に使えなくなるのか」まで考えて選ぶ建具だと思います。
建具もウォルナット系+ブラックで統一
建具の見た目は、家全体の内装とのつながりを意識しました。
仕様仕上表では、室内建具はウォルナット系でまとめられ、取手などの金物もブラック系で揃えています。
我が家の内装は、ウォルナットをひとつの軸にしています。
床や造作、家具だけでなく、建具まで近い方向の色味にすることで、室内全体につながりを持たせました。
さらに、金物をブラック系にすることで、室内全体の色使いも揃えています。
建具そのものを主役にするというより、床、家具、設備などと一緒に見たときに自然になじむことを狙いました。

リビングまわりの建具は少し質感を変えた
仕様仕上表を見ると、基本となる室内建具と、リビングまわりの建具では一部仕様が異なっています。
リビングまわりには、突板系の建具やガラス入りの引き戸が使われています。
家の中でも特に目に入りやすい場所なので、全体の色味はウォルナット系で揃えながら、少し質感を変えた構成になっています。
すべてをまったく同じ建具にするのではなく、よく目にする場所だけ少し表情を変える。
このあたりも、第24話でまとめた「全部同じではなく、つながって見えるようにする」という内装の考え方につながっています。
入居後に確認したいこと
今の段階では、玄関ドア以外すべて引き戸で良かったと感じています。
特に、下レールのない上吊りタイプは、掃除のしやすさや見た目のすっきり感という点で期待しています。
ただし、実際の使い勝手は住み始めてから分かる部分もあります。
普段どのくらい開けたまま使うのか。
毎日の開閉のしやすさはどうか。
閉めたときの音の伝わり方はどうか。
床にレールがないことで、実際の掃除がどのくらい楽になるのか。
このあたりは、入居後に確認していきたいと思います。
まとめ|結果として全部引き戸、下レールなしは希望どおり
我が家では、玄関ドア以外の室内建具がすべて引き戸になりました。
最初から「全部引き戸にしたい」と決めていたわけではなく、住友林業との間取りづくりの中で提案された建具を採用していった結果です。
一方で、引き戸にするなら「下にレールがないタイプにしたい」という希望は当初からありました。
掃除がしやすそうで、床面もすっきり見えるからです。
結果的には、住友林業では基本的に上吊りタイプの引き戸が採用されていたため、我が家の希望とも自然に合いました。
開閉時に通路や室内へ扉が大きく張り出さず、開けたままにもしておきやすい。
その一方で、引き戸が動く部分の壁にはコンセントなどを付けにくくなるというデメリットもありました。
見た目については、ウォルナット系の建具とブラック系の金物で、内装全体との統一感も意識しています。
実際の使いやすさや掃除のしやすさについては、住み始めてから確認していきます。
答え合わせは、住み始めてから。