家づくりを始めた頃、キッチンハウスは候補に入っていませんでした。
理由は単純で、「高そう」というイメージがあったからです。
ところが、住友林業でキッチンを比較していく中で、我が家の場合は検討していたトクラスよりキッチンハウスの方が少し安いことが分かりました。さらに、気に入ったカラー「メルクリオ」も追加料金なしで選べます。
そこで初めて、キッチンハウスを現実的な候補として考えるようになりました。
最終的に採用したのは、ペニンシュラ型キッチンとカップボード。食洗機はBOSCHの45cmフロントオープン、IHはアイリスオーヤマの3口グリルレスIHです。
最終的なキッチン費用は2,323,000円。
この記事では、キッチンハウスを採用した理由、我が家の仕様、設備の選び方、そして232万3,000円をかける価値があると考えた理由を紹介します。

キッチンハウスを選んだ理由
家づくりを始めた頃は、キッチンハウスに「高級キッチン」というイメージを持っていました。
ところが住友林業で実際に見積もりを比較すると、我が家が検討していたトクラスより少し安い金額になりました。イメージだけで候補から外していたので、これは意外でした。
さらに、気に入ったエバルトカラー「メルクリオ」を追加料金なしで選べたことも大きな理由です。落ち着いた色味で、ウォルナットを多く使う我が家の内装にも合わせやすいと感じました。
価格と見た目の両方に納得できたことで、キッチンハウスを本格的に検討するようになりました。

ペニンシュラ型で、料理をしながら庭を眺める
我が家のキッチンは、横幅2593mm・奥行908mmのペニンシュラ型です。
配置で一番重視したのは、キッチンに立ったときに南側の庭まで視線が抜けることでした。料理をしたり、夫婦で並んでキッチンに立ったり、カウンター越しに会話したりする場所だからこそ、単に作業しやすいだけではなく「ここで料理したい」と思える場所にしたいと考えました。
キッチンの正面にはLDK南側の大開口があり、その先の庭まで視線が続きます。この景色も、配置を決めるうえで大切にしたことです。

LDK全体についてはこちら。


平日の夕食はキッチンカウンターで
ダイニングテーブルも置きますが、平日の食事はキッチンカウンターを使う予定です。
料理を作って、そのままカウンターへ。食事中に必要なものがあればキッチンはすぐ横。食べ終わった食器も、そのまま戻せます。
配膳、食事、片付けまでの移動をできるだけ短くすることが目的です。
一方、ゆっくり食事をするときや来客時にはダイニングテーブルを使います。
普段はカウンター。必要なときはダイニング。
暮らし方に合わせて、食事をする場所を選べるようにしました。

一番悩んだのはカップボードのサイズ
キッチン本体より悩んだのが、カップボードです。
採用したサイズは、横幅1846mm、奥行640mm。
その上に、横幅1846mm、奥行340mmの吊戸棚を設置します。
カップボードをもっと大きくする案もありました。
収納量だけを考えれば、大きい方が安心です。
ただ、我が家にはパントリーもあります。
食品や日用品まで、すべてキッチン背面へ集める必要はありません。
そこで、カップボードには毎日使う食器や調理家電など、キッチンの近くに置きたいものを収納する。
食品などはパントリーへ。
役割を分けることにしました。
収納を増やせば安心、ではなく、何をどこへ置くかを先に決める。
キッチンでも、家全体の収納計画と同じ考え方です。
収納計画はこちら。


食洗機はBOSCH、IHはアイリスオーヤマ
キッチン設備は、すべて同じメーカーや価格帯で揃えていません。
食洗機にはBOSCHの45cmフロントオープンタイプを採用しました。
価格は198,000円です。
我が家では、食器をまとめて洗える容量や、フロントオープンの使い勝手に魅力を感じました。
一方、IHはアイリスオーヤマの3口グリルレスIHを選びました。
我が家では魚焼きグリルをほとんど使わないため、グリル付きである必要はありません。
また、IHに高価な多機能モデルを求めていたわけでもありません。
自分たちが実際に使う機能があれば十分。
食洗機にはお金をかける。でもIHは必要な機能に絞る。
ブランドや価格帯を揃えることではなく、自分たちの使い方に合っているかで選びました。
毎日使うキッチンだから、使い勝手にもこだわった
キッチンでは、見た目だけでなく毎日の使い勝手も重視しました。
採用したのはプレミアムシンクです。
料理では、大きな鍋やフライパンを洗うこともあります。野菜を洗ったり、複数の食器をまとめて置いたりすることもあります。
毎日使う場所だからこそ、シンクはできるだけ窮屈に感じないものを選びました。
浄水器は使う場所を考えて配置
浄水器も、見た目だけではなく実際の使い方から位置を決めました。
水を飲むとき、料理に使うとき、ボトルへ入れるときなど、日常の中で何度も使う設備です。そのため、作業の邪魔にならず、自然に手が届く位置を意識しています。
コンセントも使う場所の近くへ
キッチンでは、ハンドブレンダーやミキサーなどの調理家電を使うことがあります。
そのたびに延長コードを出したり、遠いコンセントから電源を取ったりするのは避けたい。
そこで、キッチンで実際に家電を使う位置を想定してコンセントを配置しました。
レンジフードは存在感を抑えた
キッチンはLDKの中でも視界に入りやすい場所です。
そのため、レンジフードだけが強く目立つより、キッチン全体になじんで見えることを重視しました。
料理のしやすさと、LDKから見たときのすっきり感。
どちらか一方ではなく、両方のバランスを考えています。
26坪の平屋で、キッチンに232万3,000円かけた理由
我が家のキッチン費用は232万3,000円です。
決して安い金額ではありません。
それでも、私たちにとってキッチンは「ここは削りたくない」と思えた場所でした。
料理をする。夫婦で一緒にキッチンへ立つ。毎日食事をする。
料理や食事は、これからこの家で何十年も繰り返す日常です。
だからこそ、キッチンを単なる住宅設備ではなく、暮らしを楽しむための場所として考えました。
ただし、何でも高価なものを選んだわけではありません。
食洗機は、価格と機能に納得できたBOSCH。IHは、我が家の使い方に十分だと考えたアイリスオーヤマ。
一方、色は妥協せずメルクリオを選び、カップボードのサイズや浄水器、コンセントの位置は実際の使い方から決めました。
お金をかけるところと、抑えるところを分ける。
我が家が重視したのは、「高いか安いか」ではなく、「自分たちにとって価値があるか」です。
26坪という限られた面積と予算だからこそ、大切にしたい場所を決める。
私たちの場合、その一つがキッチンでした。
まとめ|キッチンは「毎日の食」を楽しむための場所
最終的なキッチン費用は2,323,000円でした。
決して安い金額ではありませんが、我が家ではキッチンを単なる住宅設備ではなく、料理や食事を毎日楽しむための場所として考えています。
一方で、すべてを高価な設備で揃えたわけではありません。使いたい機能には予算をかけ、必要性を感じない部分は抑える。その判断を一つずつ積み重ねた結果が、今回の仕様になりました。
実際に暮らし始めたら、BOSCH食洗機の使い勝手、アイリスオーヤマのIH、カップボードの収納量、キッチンカウンターでの食事動線まで確認していきます。
232万3,000円かけたキッチンが、私たちにとって本当に価値のある選択だったのか。
答え合わせは、住み始めてから。